Claude に複数の Google ドライブをつなぐ
Claude の Google Workspace 連携でつなげる Google アカウントは1つです。Anthropic のヘルプにも、Claude が触れるのは、つないだ1つのアカウントの Gmail・カレンダー・ドライブだと書かれています(Claude ヘルプセンター)。仕事用と個人用、あるいは顧客ごとにドライブが分かれていると、2つ目をつなぐには認証のやり直しになり、その間1つ目は使えません。
この手順では、ProxyLoom を使って、1本の MCP 接続の裏に複数アカウントのドライブをつなぎ、Claude にどのドライブで動くかを名前で指定できるようにします。所要時間は5分ほどで、Google Cloud のプロジェクト作成や JSON の設定は要りません。
設定後の状態
Claude 側には ProxyLoom というコネクタが1つ。その裏に、つないだアカウントがそれぞれ自分で付けたラベル(work、personal、client-a など)付きで並びます。Claude に見えるドライブのツールには全部 account 引数が付くので、「client-a から契約書を探して」と「その要約を work に置いて」が同じ会話の中で通ります。何も切断しません。
1. ProxyLoom にサインアップ
https://app.proxyloom.dev/sign-up でアカウントを作ります。
2. Google アカウントを1つずつつなぐ
サインインすると「接続一覧」の画面になります。「+ アカウントを接続」を押し、コネクタから Google Drive を選んで「認証してつなぐ →」を押します。Google の認証画面が開くので、アカウントを選んで許可します。つなぎたいアカウントの数だけ繰り返します。1つずつが独立した接続になり、トークンも別々です。
いまは、アカウントを選んだあとに「このアプリは Google で確認されていません」という画面が出ますが、接続そのものに問題はありません。画面左下の「詳細」→「ProxyLoom(安全ではないページ)に移動」と進み、権限を確認して許可してください。
戻ってきた接続一覧で、各接続にラベルを付けます。その接続の「接続名」列にある「名前を付ける」を押して入力します。ラベルは、あなたが Claude に指示するときそのまま使う名前です。普段そのドライブを呼んでいる言い方をそのまま付けてください。
work、personal、顧客名など。付けなければ Google から返るアドレスがそのまま使われます。3. Claude に ProxyLoom を追加
Claude の 設定 → コネクタ を開き、右上の「追加」を押します。「カスタムコネクタを追加」のモーダルが開くので、名前(ProxyLoom など)と MCPサーバーURL を入れて「続ける」を押します。URL は ProxyLoom の接続一覧画面の上部にある MCP Endpoint 欄にあり、隣のボタンでコピーできます。
「続ける」を押すと ProxyLoom の認可画面がブラウザで開きます。サインインして許可すれば、コネクタの認可は完了です。Claude が持つ接続はこの1本だけです。
Claude デスクトップアプリ、claude.ai、Claude Code のどれでも手順は変わりません。Streamable HTTP の MCP と OAuth 2.1 を話せるクライアント(Codex、Cursor、ChatGPT)でも、同じ URL を同じような方法で設定できます。
4. 使う
まず、つながっているアカウントを Claude に確認させます。
どのドライブにつながってる?
Claude が ProxyLoom に問い合わせてラベルを答えます。以後は依頼の中でアカウントを名指しします。
client-a の中から更新日に触れている契約書を探して、要点をまとめて。
その要約を work に新しいドキュメントとして作って。
どのドライブか曖昧な依頼には、Claude は推測せずに聞き返します。実際にどのアカウントで実行されたかは ProxyLoom の監査ログに残るので、後から確認できます。
補足
- Google 側には何も設定する必要はありません。各接続は Google の同意画面で許可した範囲だけを持ちます。ドライブの読み取りとファイルの作成はできますが、書き換えと削除は自分が作ったファイルに限られ、それ以外のファイルには手を出しません。認可は、ProxyLoom の接続一覧でその接続を削除するか、Google アカウントのサードパーティ接続から外すかで、いつでも取り消すことができます。
- 後からアカウントを足しても、手順3の「Claude に ProxyLoom を追加」を繰り返し行う必要はありません。これは一度だけ行えばよい設定です。ProxyLoom の接続一覧からつなげば、そのまま Claude から使えます。